患者さんに寄り添う診療をしよう【予防歯科実践セミナー(講師:片山章子先生)】

患者さんに寄り添う診療をしよう【予防歯科実践セミナー(講師:片山章子先生)】

2017年2月23日、『明日から使える!歯科衛生士さんのための予防歯科実践セミナー』が、海浜幕張にあるクロス・ウェーブ幕張にて開催されました。今回のテーマは『歯みがきアイテムまるわかり講座 ~歯周病ケア編~』。片山章子先生をお招きし、患者さんへの製品選びのポイントを教えていただきました。質疑応答では参考になるお話が多く、気付きの多い4時間となりました。

 

セルフケアでは”患者さんの思い”を置き去りにしてはならない

セルフケアは患者さん自身が行うものです。そのため、患者さんの思いや意志を置き去りにせず、尊重することが大切だと片山先生は語ります。仕事柄どうしても生活リズムがばらばらになってしまったり、介護につきっきりで時間が作れなかったりと、抱える生活事情や悩みは人それぞれです。まずは患者さんのことを理解し、診療することが大切です。

また、患者さんによっては、生活事情が原因で提案したセルフケアができない場合もあります。患者さんに合った、できる範囲のセルフケアを見極めて提案することが大切になってきます。患者さんに寄り添う姿勢が、とても重要なんですね!

 

“プロ”として患者さんに接しよう

質疑応答の中で、『患者さんに歯ブラシをおすすめしても購入してもらえない。また、診療時に歯ブラシの持参をお願いしているが持ってきてもらえず、毎回購入していただくのはもったいない。この場合は、どのような対応をすれば良いですか?』という質問がありました。

片山先生も、以前は値段が高い製品をうまくお勧めすることができず、悩んでいた時期があったそうです。片山先生がある先生に相談したときに言われたのが、「『申し訳ない』という気持ちはプロとして捨てなさい」という言葉でした。「歯科衛生士は歯ブラシの機能や効能を理解し、プロとしてその歯ブラシを”適切な成果を出すもの”として患者さんにご紹介しているのだから、申し訳ないという気持ちでいるのは相手に失礼だ」と言われたそうです。製品にお金を支払う価値を決めるのは患者さん自身であり、情報提供によって患者さんに価値を提供するのが歯科衛生士さんの仕事です。患者さんにしっかりと情報提供をするためにも、私たちは製品を理解しなければならないのですね!

 

歯ブラシや歯磨剤の知識をもっと勉強しようと思いました

今回もご参加くださった方からご感想をいただきましたので、一部ですがご紹介します。

『無料のセミナーなのに、とっても内容が濃くてすごくためになりました。また、ぜひ参加させていただきたいです』

『まだ1年目で患者さんに合ったケア、メインテナンス、歯ブラシの処方など、いつも同じことを指導してしまっているので、とても勉強になりました』

『患者さんに合った器具の選択の重要性を改めて感じました。歯ブラシや歯磨剤の知識をもっと勉強しようと思いました』

『思い込みが激しく、こりかたまった考え方を先生のお話を聞き、新しい視点から考えることができ、凄く楽しく聞くことができました』

などのたくさんのご好評の声をいただきました。セミナーにご参加いただき、ありがとうございました!

セミナーでの学びや発見を、ぜひ明日からの診療に活かしてくださいね。

 

『明日から使える!歯科衛生士さんのための予防歯科実践セミナー』は、今後も順次開催いたします。

皆さまのご参加をお待ちしております♪

 

★ご案内★

セミナーにご参加いただくには、まず「予防歯科実践をサポートするライオンの新しい取り組み」への登録が必要です。登録完了した医院様にセミナー参加申し込み用のURLをメールにてお送りいたします。

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※セミナーは定員に達し次第、受付を締め切らせていただきますのでご了承ください。

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