「セルフケア処方」成果をあげるストラテジー【セルフメンテナンス推進プロジェクト第三弾(講師:加藤正治先生、片山章子先生)】

「セルフケア処方」成果をあげるストラテジー【セルフメンテナンス推進プロジェクト第三弾(講師:加藤正治先生、片山章子先生)】

患者さんのセルフメンテナンス力を高める「セルフケア処方」について学ぶプロジェクトの第三弾。第一弾ではセルフケア処方の全体像や基礎について、第二弾では患者さんの症例に合わせた適切な処方パターンについて学びました。第三弾である今回は、それらの内容を踏まえつつ、「処方の成果をあげるための目的に応じた処方ステップ」について講師の先生方よりご講演いただきました。講師は、ケア型チーム医療とセルフケア処方を提唱されている高輪歯科の加藤正治先生と、歯科衛生士の人材育成に注力されているプレミアムデンタルケアの片山章子先生です。

▼第一弾のレポートはこちらから
「患者さんが進んで行うセルフメンテナンスのポイントを解説【予防歯科実践セミナー(講師:加藤正治先生、片山章子先生)】」

▼第二弾のレポートはこちらから
「前回ご好評をいただいた「セルフケア処方」セミナーの第二弾【セルフメンテナンス推進プロジェクト(講師:加藤正治先生・片山章子先生)】」

 

セルフメンテナンス推進プロジェクト第三弾
テーマ:『ドクターと衛生士が共有したい「セルフケア処方」成果をあげるストラテジー』
講師:加藤正治先生、片山章子先生
日時:2019年5月19日(日)13:00〜17:00
会場:ソラシティ カンファレンスセンター

また、このセミナーの模様は前回同様、札幌にネット中継され、札幌でも多くの歯科医師、歯科衛生士の方が参加されました。

質疑応答の際は、東京会場と札幌会場の両方から、先生方へのご質問をいただきました。

 

【基礎編】処方パターンを活用して、検査結果をもとに処方の選択をする

前半は、加藤正治先生が基礎編として、第一弾、第二弾の内容に加えて新しい処方などについて説明してくださいました。

次に、位相差顕微鏡を使った患者さんへのセルフケアに対するモチベーションアップについてのレクチャーがありました。患者さんに自分の口腔内にある細菌、血球の状況、原虫の動く様子などを見てもらい、歯周病であれば「細菌が原因」ということを強く印象付けることができます。そうすることで、治療の必要性を自分で実感しセルフケアにも積極的になっていただけます。目で見てわかる画像や染め出しなどをうまく活用し、セルフケアに対するモチベーションをコントロールすることが重要だと感じました。

また、加藤先生は、「歯科医師の役割は、検査結果をもとに処方の選択をすること」とおっしゃいます。
患者さんの口腔内は常に変化していきます。同じ処方を続けるのではなく、検査の結果から変化に合わせて処方を変えていくことが、重要なのですね。

 

【実習】歯周病用歯磨剤3種類の違いを比較しよう!

実習では歯周病用歯磨剤の清掃力を比較しました。3種類の歯磨剤を黒いアルミホイルの上に乗せ、歯ブラシで30秒間こすります。歯ブラシは同じ種類のものをそれぞれ使用します。すると、清掃力の高いものほど黒いアルミホイルが削れて色が薄くなりました。この結果で歯磨剤にはそれぞれ清掃力の差があることがはっきりとわかりました。

アルミホイルの上に歯磨剤を乗せて歯ブラシでこすります。

歯磨剤の種類によって、清掃力の違いがわかります。

「根面はデリケートだから」と削れるのを恐れて清掃力の小さいアイテムを選択すると、歯周病が進行してしまう場合もあります。そのような場合にはどちらのケアを重視するかを考慮した上で歯磨剤を選択する必要がある、と加藤先生はおっしゃいます。院内にある歯磨剤の清掃力の違いをあらかじめ確認し、必要に応じて処方することが大切なのですね。

 

【応用編】患者さんに継続していただくための、セルフケア処方戦略のポイント

後半は歯科衛生士の片山章子先生が、応用編として症例をもとにしたセルフケア処方の戦略のポイントを解説してくださいました。

セルフケア処方をする上では、先に治療の結果として理想的な口腔内状態を定めてから、その治療に有効な成分が入っている製品を決めることが必要です。そのためには、時系列で処方プランをとらえ、「処方前の情報」「処方プロセス」「処方後の変化」という3つの構成で実践していくことが継続のポイントとおっしゃっていました。

セルフケア処方を継続していただくための戦略は、「押し付けることはせず、患者さんがストレスなく続けられるかどうかがポイント」と片山先生はおっしゃいます。例えば、簡単にできるケアを提案する、長期間で治療計画を立てる、検査結果や写真を使って視覚的に訴えるなど、症例ごとに戦略は異なることを細かく説明してくださいました。

 

【セミナーの内容】
1.2019年最新版!最重要成分の効果・効能
2.ターゲット別に考える、処方パターンを公開
3.セルフケア処方に役立つ、位相差顕微鏡活用のメリットと活用法
4.【実習】歯周病用歯磨剤3種類を比較!清掃力の違いは?
5.症例別!セルフケア処方の継続を成功させるコツとは?

 

参加された方々の声
「実際に症例を挙げてくださったので、臨床をイメージすることができました」

ご参加いただいた方々の感想をご紹介いたします。

「処方する上で、ターゲットを決めることが大切だと感じました」
「いろいろな製品の違いがわかりました。加藤先生が例を挙げて、“このように患者さんに伝えるとよい”とアドバイスをしてくださり、参考になりました」
「位相差顕微鏡を治療の指針とする使い方が良かったです」
「患者さんに合わせた処方パターン、再評価することの重要性がわかりました」
「実際に症例を挙げてくださったので、臨床をイメージすることができました」
「歯磨剤の成分をきちんと理解した上で、患者さんに合った歯磨剤をすすめることの重要さを改めて感じました」
「歯科医院専売品と市販品の違いについての説明は、とても参考になりました。専門家が口の中を見て処方する意味を理解してもらうようにします」
「改めて医院に置いてある歯磨剤すべての成分を見直そうと思いました」
「守る部位から伝えるということが大切だと感じました。歯磨剤固有の清掃力と、患者さんのブラッシングレベルを考えて、処方していきたいです」

たくさんのご好評の声をいただきました。セミナーにご参加いただき、ありがとうございました。

 

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