【事例紹介】子どもの患者さんへの対応

【事例紹介】子どもの患者さんへの対応

「歯医者はイヤだ!」

子どもにとっては、どうしても歯科医院は怖いところというイメージがあります。

しかし、定期的にメインテナンスに来ていただくことがう蝕予防の第一歩!

他の歯科医院では、子どもの患者さんが来やすいようにどのような配慮・工夫をしているのか気になったことはありませんか?

今日は、子どもの患者さんが歯科医院に来やすくするための工夫について、他の医院さまの取り組みをご紹介します。

 

歯科衛生士さんはこんな工夫をしています!

・すぐに治療ではなく、やや高めの声でいろいろと話しながらコミュニケーションを取るようにしています。(歯科衛生士歴20年)

・話すときは同じ目線になって話しています。なるべく器材の音を立てないようにも気をつけています。(歯科衛生士歴3年)

・年に一度ハロウィーンパーティーや「歯医者さん1日体験」などの催しを行っています。治療後には好きなおもちゃを一つ選んでもらいます。診療室に入ったときはスタッフ全員で声かけをして温かい雰囲気を出すようにしています。(歯科衛生士歴20年)

・ぬいぐるみなど子どもが喜びそうなものをたくさん置いています。ユニットは始めから倒したままにして横になってもらいます。最初はユニットに横になっただけで終わりの子どももいます。子どものペースを大切に、できるところまで治療して残りはまた次回という感じでやっています。(歯科衛生士歴2年)

・子どもと目線を合わせる、自己紹介をする、マスクをつけない、やさしい言葉でまずは座ることから始める、子ども自身と会話する、名前を呼ぶ、明るく元気よく、できたことをたくさん褒めるようにしています。(歯科衛生士歴14年)

・まずは練習と言ってコップうがいやチェアに座るのに慣れてもらいます。器具・器材の説明をしたりして怖くないようにしています。(歯科衛生士歴9年)

・環境に慣れるまで無理はせずに、短い時間でエアーをかけたり、やさしく話しかけたり、褒めたりしながら治療へ繋げています。(歯科衛生士歴14年)

・怖いという意識をなくすように仲良くなるようにしています。怒らないようにしています。(歯科衛生士歴9年)

・声かけをしながら音や機械・スタッフなど何が怖いのかを探し出しています。治療練習をしながら一つ一つ怖さを取り除いて医院に慣れてもらいます。その際、お子さんの病歴も考慮して対応するようにしています。(歯科衛生士歴25年)

・慣れるまで保護者の方と一緒にいるようにします。ミラー・エアーなどから慣れてもらい、最初はチェアタイムを短くしています。(歯科衛生士歴6年)

 

子どもが多い地域の医院での事例 ~なかむら歯科クリニック(さいたま市)~

埼玉県さいたま市南浦和にあるなかむら歯科クリニックさん。南浦和は子どもが多い地域で、医院さまもさまざまな工夫を凝らしています。

院長先生のご好意で工夫の様子を紹介させていただけることになりましたので、写真を中心にご紹介します。

 

・入り口で怖がることがないように、子どもが興味を持ちやすいディスプレイを入り口に配置

 

・子どもが楽しめる遊びスペースを待合室に設置

 

・子どもにもわかりやすく・興味を持ちやすい掲示物を待合室に掲示。

クイズ形式のものや、イラストを多用した掲示物で子どもがなるべく怖がらないような配慮がなされています。

 

・ぬいぐるみの活用。

 

・来る度にガチャガチャができるご褒美。

 

まとめ

ご紹介した歯科衛生士さんの声、なかむら歯科クリニックさんの内容で参考になった事例はあったでしょうか?

やはり皆さま「怖がらせない」「少しずつ慣れてもらう」というポイントを中心に工夫をされているようですね。

 

声かけや応対・簡単な掲示物などはすぐに取り入れることができると思いますので、ぜひ試してみてくださいね。

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