私たちの実践!予防歯科ストーリー vol.1  ~地域の予防歯科を牽引する歯っぴぃデンタル~

私たちの実践!予防歯科ストーリー vol.1  ~地域の予防歯科を牽引する歯っぴぃデンタル~

『一人一人に目標があってベクトルがあっているのですごく楽しい』 

そう語るのは、埼玉県春日部市にある歯っぴぃデンタルさんに勤める歯科衛生士さん。

歯っぴぃデンタルさんでは、『育もう 口から始める健康生活』を“愛”言葉に予防歯科に力を入れています。

歯っぴぃデンタルさんで働いている歯科衛生士さんは、どなたもイキイキと仕事にやりがいを持っていて、みなさん、とても輝いていました!

先日、インタビューに訪れた際には仕事の話をとても嬉しそうに話されていて、皆さんまぶしい笑顔が溢れていたのが印象的でした。

今日は、そんな輝く歯科衛生士さんの中から3人の方をご紹介します。

 

お昼を当番制で作って一緒に食べるほど仲が良い歯科衛生士さんたち

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(写真左から、平河内さん、佐藤さん、塚原さん)

今回ご紹介するのは、佐藤寿江さん、塚原千晴さん、平河内恵さんです。3人は、それぞれ違った経歴をお持ちの歯科衛生士さんです。予防歯科業務だけではなく、院内でISO委員会※や医院の将来を企画する100年委員会など、少し変わった役割も持っています。

歯っぴぃデンタルさんで働く歯科衛生士さんの自慢は『チームワーク』。皆さん院長に言われたからやるのではなく、スタッフが自主的に動いているのだそうです。

お昼も当番制でご飯を作り、チームとしての結束を強めていると聞いてビックリです!

記事では3人の方それぞれにスポットを当て、役割や予防歯科のことはもちろん、この仕事をしていて感じること、努力していることまで余すところなくご紹介します。

※ISOとは?
ISOとは、スイスのジュネーブに本部を置く非政府機関 International Organization for Standardization(国際標準化機構)の略称です。品質管理や目標達成のためのマネジメントについての国際ルールとなっています。国際ルールをもとに自社のルールを決め、そのルールに従って日常の仕事をします。

 

『子育ての間は7年ほど専業主婦をしていました』(佐藤 寿江さん)

私は歯科衛生士歴30年で、子育ての間は7年ほど専業主婦をしていました。

医院では歯周病の初期治療やSRP、メインテナンスの他、100年経営委員会という「医院を100年存続させるためにはどうすればよいか」を考える会に所属しています。

「100年」というのは院長先生が出したキーワードです。正直、最初は何のためにやっているのかわからなかったんですが、だんだんと「院長先生って、こういう考えなんだな」というのがわかってきました。

その考えを他の歯科衛生士にも伝えるのが私の役割です。

委員会は「医院がこうなったらいいよね」というのを、他の人と改めて話す場になっています。他の人の意見を聞いているうちに「私だけじゃなかったんだ」と同じ思いを持っていたことに気づくことも多くあります。

今ではあって良かったなと思いますね(笑)

 

『今は歯科衛生士が天職だと思っています』

私は両親が資格を持つことをすすめる家庭に育ちました。何か資格を取るとなったときに看護師・教師など候補がありましたが、消去法で歯科衛生士を選びました。

最初はそんな理由でしたが、患者さんに自分のできることを提供した結果、感謝してもらえるのがとても嬉しく、今では天職だと思っています。

子どもにも「最後にありがとうございますって言ってもらえる仕事って数少ないよね」って言っています。その時に、「私はこの仕事がすごく好きなんだなぁ」って思うんです。

 

先輩が疲れちゃうと、後輩が伸びない

 12_4同僚の歯科衛生士さんとは同じ目標を持ちながら働きたい、同じ仕事を楽しみたいと思っています。

それぞれの個性を潰さずに医院としては同じ目標に向かっていきたい。そのために、「この人にはどうアドバイスをするのがベストなのか?」を考えながら成長のお手伝いをするようにしています。

今はみんなのレベルが上がってきましたが、以前は私と後輩とで差を感じていました。

そうすると、後輩の目標が自分になってしまうんです。私が目標じゃまずい。私がスタンダードになるためには、私自身がレベルアップしなければならない。

それ以来、よその歯科衛生士さんの話を聞きたいと思い、セミナーにも積極的に参加しています。

私が勉強をしないと、後輩も勉強しなくなってしまう。先輩が疲れちゃうと、後輩が伸びないと思うんです。

 

『予防歯科のシステムを作るのが大変でした』

私が歯科衛生士になった頃は「歯科衛生士」というもの自体があまり認知されていなかったし、助手のイメージが世間一般には強かった。

けれども、予防業務は歯科衛生士ならではの、歯科衛生士が主役になれる仕事だと思うんです。

自分の考えを盛り込んでいけるので、ただ先生に言われたことをやったり、アシスタントをしているだけとは頭を使う部分が違う。患者さんとのコミュニケーションに女性ならではの目線や気配りもできるし、とてもやりがいを感じています。

ですが、私が歯っぴぃデンタルに来た時は、まだ予防歯科業務が確立されていませんでした。

治療主体の考え方の人もいるし、押しつけじゃなく寄り添って進めていく予防の仕組みを創るのが大変でした。院内ミーティングや歯科衛生士のミーティングを重ねて、スタッフの考えをそろえ、システムを共有していきました。

今はシステムが上手く回っていますが、当時は大変だったなと今では思いますね。

 

ブランクがある歯科衛生士さんの復職支援をしたい

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私は7年間のブランクがあって歯科衛生士に復帰しました。

7年のブランクに不安はないつもりだったんですが、知らない言葉があったり、知らない器具があったりで勉強しなおさなきゃなと思いましたね。

復職を支援してくれる働き方(午前中だけでいい、夏休みは土曜日だけなど)を院長先生が提供してくれたおかげで今、自分がここにいられます。

若い歯科衛生士のパワーも必要だと思うけど、経験を積んだ歯科衛生士の働きも大事だと思うんです。

私みたいに子どもが3歳まではじっくり自分の手で育てたいと思っている人は多いのかな。ですが、歯科衛生士として復職をしようと思う人は少ないと思います。

私は歯科衛生士に復帰してとても良かったと思っていますし、他の人にも歯科衛生士に戻るのは素敵だよと伝えたいです。

 

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