明日から使える!予防歯科実践セミナー【講師:片山章子先生】が開催されました。
2016年12月15日(木)、第18回『明日から使える!歯科衛生士さんのための予防歯科実践セミナー』を御茶ノ水トライエッジカンファレンスにて開催いたしました。今回は片山章子先生をお招きし、『歯みがきアイテムまるわかり講座 ~大人のう蝕予防編~』をテーマに講義を行っていただきました。
う蝕予防のキーワードは “プロケアとセルフケアとのバランス”
片山先生は、以前患者さんから「通っているのになぜ虫歯になるのか?」と尋ねられたことがあり、それがきっかけでセルフケアの重要性を見直したという経験をお話しくださいました。
現在、先生はまず患者さんの口腔内のリスク診断を行い、個々のリスク要因を除去するケア(原因除去治療)を施してからメインテナンスへ移行する流れを取っていますが、以前はそれができていませんでした。
そのため、その頃の患者さんはプラークコントロールができておらず、メインテナンスの内容は口腔内のプラーク除去で終わってしまうことが多々あったそうです。
以前は定期的なプロケアを提供していれば大丈夫だと思っていたそうですが、この質問がきっかけで、う蝕も歯周病も予防の要は個々のリスクに応じたセルフケアを患者さんが主体的におこなうことなのだと気付いたそうです。
①セルフケアが誰のためなのか、②何のためなのか、③患者さんが解決できることは何か、④歯科衛生士さんが解決できることは何か、のこれら4点を患者さんに伝えて認識していただき、目的を共有したうえで”プロケアとセルフケアのバランス”をしっかりとることがう蝕予防において大切だとおっしゃっていました。
手巻きフロスの指導法、どのように行っていますか?
う蝕予防には歯間ケアも大切。今回のセミナーでも、う蝕予防に大切なアイテムの一つである手巻きフロスについて、実際に手に取りながら「患者さんにどう指導していますか?」というテーマでディスカッションを行いました。グループごとに和気あいあいとした雰囲気の中で手巻きフロスの指導法を話し合いました。
また、片山先生が実際に患者さんに対してどのように指導を行っているのか実演してくださったほか、各グループのもとへ行き参加者の皆さんに指導に関して直接お話しくださいました。
手巻きフロスは使用が難しいため、指導法に関して悩んでいる方も多いと思います。他医院の参加者さんと意見交換ができたほか、片山先生の指導法も聞くことができたので、今後の指導の参考になったのではないでしょうか。
『日頃のちょっとした疑問が解決できてとてもよかった』
今回もご参加になった方からご感想をいただきましたので、一部をご紹介します。
『色々な意見が聞けて参考になった』
『他院ではどのように患者様に治療やメインテナンスを提供しているかを、先生の事例等から知ることができて参考になりました』
『とても有意義な時間が過ごせ、勉強になりました。日頃のちょっとした疑問が解決できてとてもよかったです』
『4時間たっぷりと基礎の知識が身につくとても良いセミナーでした』
などのたくさんのご好評の声をいただきました。セミナーにご参加いただき、ありがとうございました!
セミナーでの学びや発見を、ぜひ明日からの診療に活かしてくださいね。
明日から使える!歯科衛生士さんのための予防歯科実践セミナーは、今後も順次開催いたします。
皆さまのご参加をお待ちしております♪
★ご案内★
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