大切なことは”定期的な来院の約束”【予防歯科実践セミナー(講師:柏井伸子先生)】
2017年4月6日、横浜にあるAP横浜駅西口にて『明日から使える!歯科衛生士さんのための予防歯科実践セミナー』を開催いたしました。柏井伸子先生をお招きし、『セルフケア&プロケアで考えよう ~天然歯とインプラントの継続的メインテナンス方法~』をテーマにお話しいただきました。インプラント診療において大切なポイントを、4時間にわたりたっぷりと聞かせていただきました。
患者さんへメインテナンスの必要性をしっかりと伝えよう
インプラントを検討している患者さんは、過去に一度歯を失っている事実を抱えています。つまり、その患者さんは、歯の健康を維持できなかった過去があることになります。歯を健康に維持できている人たちと比べて、インプラントを考えている患者さんは口腔内の健康の維持が難しいということを、まずは歯科衛生士さんが理解しなければいけません。そして、患者さんに口腔内の健康を維持するようしっかりと意識していただくことが必要です。
患者さんにメインテナンスの必要性をしっかりと理解していただくこと、そしてきちんと定期的にメインテナンスに通っていただく”約束”をすること、この2つがインプラントの診療において大切なんですね。
インプラントに着手する前に、しっかり歯周治療を行おう
過去に歯周疾患の既往歴がある患者さんは、既往歴がない患者さんと比較すると、インプラントが持たない確率が高いそうです。治療後に患者さんが後悔しないためにも、治療に着手する前にまずは歯周治療を徹底して行うことが必要だと柏井先生はおっしゃいました。また、柏井先生は手術から5年経過したときのインプラントの周辺の骨レベルを、歯周疾患の既往歴がある患者さんは既往歴がない患者さんとで比較した結果についてお話しくださいました。
私たちは、歯周疾患の既往歴がある患者さんはリスクが高いことを理解しなければなりません。そして、それを踏まえたうえでインプラントに着手する覚悟を持ち、同じく患者さんにも覚悟を持っていただくことが必要になります。自由診療で高額な治療費がかかるインプラントだからこそ、患者さんにはインプラントの危険な点をしっかり理解していただかなければなりません。
『インプラントに対しての知識が少なかったので、とても勉強になりました』
今回もご参加になった方からご感想をいただきましたので、一部をご紹介します。
『とても勉強になり、楽しかったです。さっそく一人でも多くの方に伝えていきます』
『インプラント部のメインテナンスについて分からないことが多かったので、とても勉強になりました』
『インプラントに対しての知識が少なかったので、とても勉強になりました。実際に医院で活用していきたいと思います』
などのたくさんのご好評の声をいただきました。セミナーにご参加いただき、ありがとうございました!
セミナーでの学びや発見を、ぜひ明日からの診療に活かしてくださいね。
『明日から使える!歯科衛生士さんのための予防歯科実践セミナー』は、今後も順次開催いたします。
皆さまのご参加をお待ちしております♪
★ご案内★
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