誰も教えてくれない「ホルダータイプ」と「ロールタイプ」のフロスの違い

誰も教えてくれない「ホルダータイプ」と「ロールタイプ」のフロスの違い

ご存じのように、フロスにはY字型などのホルダータイプや手巻きロールタイプの2種類があります。

「どのように使い分ければ良いですか?」

現場でこのような質問を頂くことが時々ありましたので、今日は「『ホルダータイプ』と『ロールタイプ』のフロスの違い」についてお伝えします。

 

ホルダータイプとロールタイプの違い

ホルダータイプにもY字型とP字型がありますが、前歯にはP字型が使いやすく、Y字型は奥歯が簡単に清掃できるという特徴がそれぞれあります。奥歯はどうしても磨き残しがあることが多いため、私は主にY字型をおすすめしています。

ホルダータイプとロールタイプの違いについては一覧にしてまとめてみました。

 

患者さんにはどちらをおすすめすればよい?

患者さんにおすすめする基準としては、「どちらのフロスを使えば毎日フロッシングができるか?」です。

例えば、小学生の患者さんであればロールタイプは難しいので、ホルダータイプをおすすめします。

また、ホルダータイプでまずはフロスに慣れていただき、コストパフォーマンスに優れたロールタイプにチャレンジしていただくといったステップアップも一つの手です。

 

まとめ

どちらのタイプにもメリット・デメリットがありますが、やはり一番大切なポイントは、『患者さんがフロッシングを習慣化できるか?』です。

まずはフロッシングを習慣化するという観点からすると、初めての方でも簡単に扱えるホルダータイプがおすすめです。

さらに、フロスを歯ブラシより先に使ってもらう「フロス・ファースト」の概念も必要に応じて患者さんにお伝えするとより早く習慣化ができるかもしれませんね。

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