ゴムタイプの歯間ブラシの特徴とは?

ゴムタイプの歯間ブラシの特徴とは?

平成28年の厚生労働省による歯科疾患実態調査によると、デンタルフロスや歯間ブラシなどの歯間清掃用具を用いている人は全体の約30%でした。歯間清掃用具の使用率を上げていくことは今後の口腔衛生環境の向上に欠かすことができません。

現在では金属ワイヤータイプの歯間ブラシが主流ですが、最近ではゴムタイプの歯間ブラシも登場しています。

今回は『ゴムタイプの歯間ブラシ』についてご紹介します。

 

ゴムタイプの歯間ブラシの特徴とは?

ゴムタイプの歯間ブラシの特徴は、なんといっても素材がゴムであることです。「金属ワイヤーだと歯肉を傷つけそうで心配…」という患者さんにも使っていただくことができます。

素材がゴムなので、補綴物や矯正器具・インプラントを入れている患者さんにもおすすめです。

 

初心者にもゴムタイプの歯間ブラシはおすすめ

ゴムタイプの歯間ブラシは、初めて歯間ブラシを使う患者さんに、慣れるまでの導入用としても使えます。

まずはしっかり歯科衛生士さんが歯間ブラシの選び方・使い方を指導してあげると良いでしょう。

歯間ブラシ使用により歯肉が痛む・血が出るという場合は、サイズの選び方を変えると改善する可能性があります。

 

歯間ブラシに関する3つの指導ポイント

歯間ブラシの使い方に関する指導ポイントは以下の3つです。

(1)最適なサイズは歯と歯の隙間より一回り小さいサイズであることを説明する
(2)歯と歯の隙間にブラシをゆっくりと入れる
(3)左右の歯に沿って磨く

歯間ブラシの選び方・指導法の詳細について下記にまとめていますのでぜひご確認ください。

【保存版】歯間ブラシの「最適なサイズの選び方」と「患者さんへの指導法」

 

まとめ

金属ワイヤーが苦手な患者さんにはゴムタイプの歯間ブラシという選択肢があります。

まずはゴムタイプの歯間ブラシでセルフケア習慣をつけてもらい、その後金属ワイヤーの歯間ブラシにステップアップしてもらってはいかがでしょうか。

また、冒頭でご紹介した歯科疾患実態調査は患者さんとのコミュニケーションに活用できる内容です。こちらでご紹介しているのであわせてご覧ください。

歯科疾患実態調査から見る歯科の実際 〜歯肉の状況、歯ブラシ・歯間清掃用具の使用実態について〜

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