TBIに自信!歯ブラシの達人がTBI上達への近道【予防歯科実践セミナー(講師:横山朱夏先生)】
2017年11月30日、アーバンネット神田カンファレンスにて『明日から使える!歯科衛生士さんのための予防歯科実践セミナー』を開催いたしました。予防歯科の普及のために日本中で講演されている横山朱夏先生をお招きし、『患者さんに伝えたい!歯ブラシの底力』をテーマにお話しいただきました。
歯ブラシの達人になって、自信を持ってTBIを行おう
普段、歯周治療で歯ブラシを処方していても、自信を持ってTBIができる!という方は多くはないようです。横山先生は、「TBIの達人になるために、まず歯ブラシの達人になりましょう!」とおっしゃいます。TBIをスムーズに進めるためには、歯ブラシの使い方や磨き方を理解して伝える必要があるのですね。
TBIのポイントは大きく2つあるそうです。まずは『患者さんがブラッシングに興味を持ってもらうこと』。次に『患者さんに合わせて歯ブラシを選択し、組み合わせて処方すること』です。セミナーでは、この2つのポイントについて、先生から実体験を交えて教えていただきました。
歯周治療のブラッシング指導にはエビデンスあり
歯周治療にはブラッシング指導が必要だというエビデンスがあります。プラークコントロールの結果が歯周治療に影響を与えるので、『患者さんには繰り返しブラッシングを指導した方が良い』ということがわかっています。とは言ってもプラークを完璧に除去する方法があるわけではありません。患者さん一人ひとりに合わせてブラッシング方法を選択する必要があるのですね。
横山先生は、歯ブラシを処方する前に「なぜ歯ブラシが必要なのか」を伝えることが大切だとおっしゃいます。この「なぜ?」が正しく伝わっていないと、途中でやめてしまう・続かないということが起こってしまうそうです。ブラッシングを続けていただくためには、患者さんに「歯ブラシがどう役立つのか」を伝えることが欠かせないのですね。
「鏡を見ながら上顎をブラッシングすると毛先がどこに当っているか見えない」と言われた場合、どうTBIしたら良いですか?
セミナーでは参加者の皆さんから多くの質問が寄せられました。その中から二つの質問について、ディスカッションを行いました。その一つをご紹介します。
質問は、『「鏡を見ながら上顎をブラッシングすると毛先がどこに当っているか見えない」と言われました。どういうふうにTBIしたらよいでしょうか?』という内容です。まずは各グループで意見交換を行い、最後に発表していただきました。
各グループからは、「染め出しをする」「歯科衛生士が歯ブラシを当てて感覚をつかんでもらう」「とにかくほめる」という意見から「本人の模型を作って形を確認する」「写真を撮ってみてもらう」というものまで、さまざまな角度から意見が集まりました。
皆さんが思い思いに経験や意見を話され、たくさんのアイディアが得られる活発なディスカッションとなりました。
『歯ブラシのすすめ方がわかり、早速使いたいです』
ご参加いただいた方々の感想をご紹介いたします。
「PCR20%以下になるまでTBIを行うのですが、歯ブラシの正しい磨き方、使い方を理解せずにいました。とても勉強になったので、また参加して知識を増やしたいです」
「歯ブラシのすすめ方がわかり、早速使いたいです」
「他の衛生士の方々から、いろいろな引き出しをもらえました。すぐにいかそうと思います」
「歯ブラシについて詳しく聞けたので患者様へのすすめ方もわかりやすかったです。今後の指導でその言い方を使いたいです」
たくさんのご好評の声をいただきました。セミナーにご参加いただき、ありがとうございました。
『明日から使える!歯科衛生士さんのための予防歯科実践セミナー』は、今後も定期的に開催していきます。ぜひ、皆さまのご参加をお待ちしております。
★ご案内★
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